【創作】SEが孫子の兵法を使いこなしたら無敵になった件(序章:SEたかしと孫子の兵法の出会い)

システムエンジニア
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あらすじ:
平凡な30代のシステムエンジニア たかし が、ブックオフで何気なく見かけて買った『孫子の兵法』の本。
家で読んでいると孫子の兵法を教えてくれる謎のマスコット「そんしくん」が現れ、 たかし の様々な問題に孫子の兵法を使って解決に導いてくれるのであった。
そしてなぜかそんしくんはシステムエンジニアリングに詳しい。。。

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序章:SEたかしと孫子の兵法の出会い

たかしは、普通のシステムエンジニアだった。
仕事はそこそこやっているが、出世も恋愛もうまくいかない。
上司からは無理難題を押し付けられ、同僚からは冷ややかな目で見られ、部下からは尊敬されない。
彼女もいなくて、毎日仕事と家の往復だけ。


そんな たかし が、ある日、ブックオフで本を物色していた。
すると、ひときわ目立つ赤い表紙の本が目に入った。
「孫子の兵法」と書かれている。
戦争に関する本は興味がなかったが、何となく手に取ってみた。
「これは、古代中国の名将・孫武が書いた戦略・戦術・心理学の教科書です。
ビジネスや人生にも応用できる普遍的な知恵が満載です」という帯に惹かれて、値段を見ると100円だった。
「まあ、安いし、読んでみようかな」と思ってレジに向かった。

家に帰ってから、「孫子の兵法」を開いてみると、中には漢字とひらがなで書かれた文章と、それを解説するようなイラストがあった。
イラストは、白いふわふわした体に黒い目と鼻と口を持つ、犬か猫かわからないような動物だった。イラストには「そんしくん」と書かれている。
「これがそんしくんか」と思って読み進めていくと、突然本から声が聞こえてきた。

「こんにちは!私はそんしくんです!あなたはたかしさんですね!私は孫子の兵法を教えるマスコットです。よろしくお願いします!」

驚いて本を閉じると、声は止まった。
「え?何だこれ?本が喋った?気のせい?」と思って再び本を開くと、

「おやおや、驚かせてしまってすみません。私は本の中から出られませんが、あなたと話すことはできます。私はあなたの悩みを聞いて、孫子の兵法を使って解決する方法を教えてあげます。
どうですか?興味ありませんか?」
と言ってきた。

「うわー、本当に喋る!これは夢か?幻覚か?それとも隠しカメラか?」と思って周りを見回すが、何も変わった様子はない。
「大丈夫ですよ、たかしさん。これは夢でも幻覚でも隠しカメラでもありません。これは、あなたが選んだ運命です。あなたは、孫子の兵法を学びたいと思ったから、私と出会ったのです。私は、あなたを無敵にするためにここにいます。あなたは、私についてきますか?」
と言ってきた。

「無敵にする?そんなのありえないよ。それに、本と話すなんて変だよ。誰かに見られたら笑われるよ」
と言って本を閉じようとした。

「待ってください、たかしさん。本を閉じると、私は消えてしまいます。もう二度と会えなくなります。それでもいいですか?あなたは、このまま平凡でつまらない人生を送りたいですか?それとも、孫子の兵法を使って自分の人生を変えたいですか?私は、あなたの可能性を信じています。私は、あなたの味方です。どうか、私にチャンスをください」
と懇願してきた。

そんしくんの声には、切なさと真剣さが感じられた。
たかしは、迷ったが、本を閉じることができなかった。
そんしくんの言葉に何か引かれるものがあった。
「そうか。本当に運命なのかもしれない。もしかしたら、これが人生の転機なのかもしれない。だったら、試してみる価値はあるかもしれない」と思った。
「わかったよ。じゃあ、話を聞いてみるよ。でも、約束してくれよ。本当に役に立つことを教えてくれるんだよね?」
「もちろんです!私は嘘つきではありません!私は孫子の兵法の専門家です!私はあなたを幸せにします!信じてください!」
と言って、そんしくんは笑顔でたかしにウインクした。

(続く)

続きはこちら
【創作】SEが孫子の兵法を使いこなしたら無敵になった件(第1章:計略 – プロジェクト計画の戦略)

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