あらすじ:
平凡な30代のシステムエンジニア たかし が、ブックオフで何気なく見かけて買った『孫子の兵法』の本。
家で読んでいると孫子の兵法を教えてくれる謎のマスコット「そんしくん」が現れ、 たかし の様々な問題に孫子の兵法を使って解決に導いてくれるのであった。
そしてなぜかそんしくんはシステムエンジニアリングに詳しい。。。
第4章:势 – チームダイナミクスの理解
たかしは、プロジェクトのリーダーに任命された。
しかし、メンバーはそれぞれに自分のやり方を主張し、協力しようとしない。
そんしくんは、孫子の兵法にある「势」の概念を教えてくれた。
「势とは、自分の有利な状況を作り出すことだよ。敵には見せないが、自分のチームには見せるんだ。そうすれば、チームの士気が高まり、敵に対して優位に立てるよ」
とそんしくんは言った。
「現代にはチームダイナミクスという理論があるんだけど、これが孫子の兵法では、「势」の章で、これに類似した概念が語られているんだ。」
「チーム内の相互作用や行動パターン、情報の流れ、意思決定のプロセスなど、チームの機能とパフォーマンスに影響を与える要素のこと。
これは、チームが目標を達成するためにどのように協力し、調整し、コミュニケーションを行うかを理解するための重要な概念なんだ。」
「孫子は、自軍の形勢を理解し、それを最大限に活用することの重要性を説いているんだ。」
たかしは、そんしくんの言葉に従って、メンバーにそれぞれに適した役割を割り振り、彼らの能力を認めて褒めた。
また、プロジェクトの目標と進捗状況を明確に伝え、チームの一体感を高めた。
すると、メンバーは互いに協力し始め、プロジェクトは順調に進んでいった。
たかしは、孫子の兵法のおかげでチームダイナミクスを理解し、効果的なリーダーシップを発揮できたのだった。
(続く)
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