システムエンジニアの道:孫子の兵法から学ぶ – 利に非ざれば動かず、得るに非ざれば用いず、危うきにあらざれば戦わず。

システムエンジニア
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はじめに

こんにちは、システムエンジニアのXです。
今回は、孫子の兵法という古典的な戦略書から、システムエンジニアの仕事に役立つ教えを紹介したいと思います。
孫子の兵法は、紀元前5世紀ごろに中国の軍事家・思想家である孫武が書いたとされる書物で、戦争の原理や戦術を説いています。
この書物は、中国だけでなく日本や西洋でも広く読まれ、ビジネスや政治など様々な分野に応用されてきました。
システムエンジニアも、孫子の兵法から学ぶことができるのではないでしょうか?
そこで、今回は孫子の兵法の中から、「利に非ざれば動かず、得るに非ざれば用いず、危うきにあらざれば戦わず」という一節を取り上げてみます。

意味

「利に非ざれば動かず、得るに非ざれば用いず、危うきにあらざれば戦わず」とは、戦争を行う際には、自分にとって有利でなければ行動しない、自分にとって得られるものがなければ手段を使わない、自分にとって危険でなければ戦闘しないということを意味しています。
つまり、無駄な行動やリスクを避けて、効率的かつ安全に目的を達成するという考え方です。
孫子はこのように述べています。
「故に百戦百勝すと雖も、善なる者ではない。不戦而屈人之兵、善なる者なり」(そのゆえ百回戦って百回勝つとしても、それは良い者ではない。戦わずして人の兵を屈服させる者こそ良い者である)。

システムエンジニアに当てはめると?

システムエンジニアの仕事も、孫子の兵法の教えを参考にすることができます。
例えば、「利に非ざれば動かず」ということは、自分の仕事において価値があることだけに集中し、無駄な作業やタスクを減らすことです。
また、「得るに非ざれば用いず」ということは、自分の仕事において必要なツールや技術だけを使い、不必要なものは使わないことです。
さらに、「危うきにあらざれば戦わず」ということは、自分の仕事においてリスクが高いことは避け、安全かつ確実な方法を選ぶことです。
これらのことを実践することで、システムエンジニアは効率的かつ安全にプロジェクトを進めることができます。

具体例

では、「利に非ざれば動かず、得るに非ざれば用いず、危うきにあらざれば戦わず」という考え方を、システムエンジニアの具体的な仕事に当てはめてみましょう。
例えば、あるプロジェクトで新しいシステムを開発するとします。
このとき、システムエンジニアは以下のように考えることができます。

  • 利に非ざれば動かず:
    新しいシステムを開発する目的は何か?
    その目的はクライアントやユーザーにとって価値があるか?
    その価値はどのように測定できるか?
    自分の仕事はその価値の創出に貢献しているか?
    などと自問自答し、価値のないことは行わない。
  • 得るに非ざれば用いず:
    新しいシステムを開発するために必要なツールや技術は何か?
    そのツールや技術は自分にとって使いやすいか?
    そのツールや技術はクライアントやユーザーにとって使いやすいか?
    そのツールや技術はコストや時間の面で効果的か?
    などと検討し、必要のないものは使わない。
  • 危うきにあらざれば戦わず:
    新しいシステムを開発する過程で発生しうるリスクは何か?
    そのリスクはどのように回避や軽減ができるか?
    そのリスクを回避や軽減するために必要な対策は何か?
    その対策はコストや時間の面で実現可能か?
    などと分析し、リスクの高いことは行わない。

まとめ

今回は、孫子の兵法から学ぶシステムエンジニアへの道というテーマで、「利に非ざれば動かず、得るに非ざれば用いず、危うきにあらざれば戦わず」という一節を取り上げてみました。
この一節は、戦争を行う際には無駄な行動やリスクを避けて効率的かつ安全に目的を達成するという考え方を示しています。
システムエンジニアも、この考え方を仕事に応用することで、価値のあることだけに集中し、必要なツールや技術だけを使い、リスクの高いことは避けることができます。
これらのことを実践することで、システムエンジニアはより良いシステムを開発することができるのではないでしょうか?

以上、孫子の兵法から学ぶシステムエンジニアへの道でした。
皆さんも是非参考にしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
またお会いしましょう!

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