Windowsバッチファイルで楽をする:基本から学ぶスクリプト作成「case」のような動作を行う方法

Windows
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Windowsのバッチファイルは、繰り返し行う作業を自動化するための強力なツールです。
この記事では、バッチファイルの基本から、より複雑なバッチファイルには無い「case」ステートメントのような動作を行う方法を解説します。

バッチファイルとは?

バッチファイル(.bat)は、一連のコマンドをテキストファイルに記述し、Windowsコマンドプロンプトで実行するためのファイルです。
これにより、手動でコマンドを一つずつ入力する代わりに、複数のコマンドを一度に実行できます。

基本的なバッチファイルの作成

バッチファイルの作成は非常にシンプルです。
メモ帳などのテキストエディタを開き、以下のようにコマンドを記述します。

@echo off
echo こんにちは、世界!
pause

このコードを「hello_world.bat」として保存し、実行すると、「こんにちは、世界!」と表示され、任意のキーを押すまで待機します。

条件分岐と「case」ステートメント

バッチファイルでは、ifステートメントを使用して条件分岐を行いますが、caseに相当する直接的なコマンドはありません。
しかし、ラベルとgotoコマンドを組み合わせることで、caseステートメントのような動作を実現できます。

以下は、ユーザーの入力に応じて異なるメッセージを表示する例です。

@echo off
set /p choice=数字を入力してください(1-3):
goto case_%choice%

:case_1
echo 1を選択しました。
goto end

:case_2
echo 2を選択しました。
goto end

:case_3
echo 3を選択しました。
goto end

:end
pause

このスクリプトは、ユーザーが1、2、または3を入力すると、対応するメッセージを表示します。
それ以外の入力では何も表示されません。

まとめ

バッチファイルは、Windowsでの作業を効率化するための有効な手段です。
基本的なコマンドの理解から始めて、徐々に複雑なスクリプトに挑戦することで、作業の自動化が可能になります。
他の言語にあるようなcaseコマンドはありませんが、その代わりの動作をラベルとgotoコマンドを組み合わせることで、caseステートメントのような動作を実現できます。

この記事が、バッチファイル作成の第一歩となることを願っています。

免責規定

この記事で提供される情報は、一般的なガイダンスを目的としており、すべての環境やシステムでの動作を保証するものではありません。
OSのバージョンやリリースによっては、記載されているコマンドが実行できない、または異なる結果をもたらす可能性があります。
また、会社内のパソコンなど、ポリシーや権限によっては実行できない場合があります。
実行には管理者権限が必要な場合が多いため、注意が必要です。
この記事の情報を使用することによって生じる問題や結果について、筆者およびサイト管理者は責任を負いません。
すべての操作は自己責任で行ってください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
またお会いしましょう!

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