Windowsバッチファイルで楽をする:if構文と比較演算子を使いこなそう!実例付き解説

Windows
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はじめに

バッチファイルを作成する際に、条件分岐を行いたい場面がよくあります。
その際に使用するのが「if構文」と「比較演算子」です。
しかし、初心者にとってはどのような比較演算子があるのか、どのように使えばいいのか分かりにくいかもしれません。

そこで、本記事ではバッチファイルのif構文と比較演算子の使い方を詳しく解説します。
また、実例を交えながら分かりやすく説明していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

本題

1. if構文とは

まずは、if構文について説明します。
if構文は、条件が成立した場合に実行したい処理を指定するためのものです。
条件が成立するかどうかは、比較演算子を使用して判定します。
if構文の基本的な書式は以下の通りです。

if 条件 (
  実行したい処理
)

1.1 比較演算子の種類

比較演算子は、条件式の中で値を比較するために使用します。
以下に代表的な比較演算子を紹介します。

  • ==:等しい
  • NOT:等しくない
  • EXIST:存在する
  • ERRORLEVEL:エラーレベル
  • EQU:等しい
  • NEQ:等しくない
  • LSS:より小さい
  • LEQ:以下
  • GTR:より大きい
  • GEQ:以上

1.2 実例を交えた比較演算子の使い方

それでは、実際の例を交えながら比較演算子の使い方を説明していきます。

1.2.1 == 演算子

==演算子は、左辺と右辺の値が等しい場合に条件が成立します。

以下の例をご覧ください。

if %value% == 10 (
  echo "valueは10です"
)

上記の例では、valueという変数の値が10と等しい場合に、「valueは10です」と表示されます。

1.2.2 NOT 演算子

NOT 演算子は、左辺と右辺の値が等しくない場合に条件が成立します。

以下の例をご覧ください。

if NOT %value% == 10 (
  echo "valueは10ではありません"
)

上記の例では、valueという変数の値が10と等しくない場合に、「valueは10ではありません」と表示されます。

1.2.3 EXIST 演算子

EXIST 演算子は、指定したファイルまたはディレクトリが存在する場合に条件が成立します。

以下の例をご覧ください。

if EXIST "C:\sample.txt" (
  echo "sample.txtが存在します"
)

上記の例では、Cドライブ直下にsample.txtというファイルが存在する場合に、「sample.txtが存在します」と表示されます。

1.2.4 ERRORLEVEL 演算子

ERRORLEVEL 演算子は、前回実行したプログラムの終了コードを参照します。

以下の例をご覧ください。

if ERRORLEVEL 1 (
  echo "前回のプログラムはエラー終了しました"
)

上記の例では、前回のプログラムがエラー終了した場合に、「前回のプログラムはエラー終了しました」と表示されます。

2. if構文の応用例

if構文を使った条件分岐は、さまざまな場面で活用することができます。
以下に、実際の応用例をいくつかご紹介します。

2.1 ファイルの存在を確認する

特定のファイルが存在するかどうかを確認する場合には、EXIST 演算子を使用します。以下はその例です。

if EXIST "C:\sample.txt" (
  echo "sample.txtが存在します"
) else (
  echo "sample.txtが存在しません"
)

上記の例では、Cドライブ直下にsample.txtというファイルが存在する場合には「sample.txtが存在します」と表示され、存在しない場合には「sample.txtが存在しません」と表示されます。

2.2 数値の比較を行う

数値の比較は、比較演算子を使って行います。

以下はその例です。

set /a num=5
if %num% GTR 10 (
  echo "numは10より大きいです"
) else (
  echo "numは10以下です"
)

上記の例では、numという変数の値が10より大きい場合には「numは10より大きいです」と表示され、10以下の場合には「numは10以下です」と表示されます。

まとめ

本記事では、バッチファイルのif構文と比較演算子の使い方について詳しく解説しました。
if構文を使うことで、条件分岐を行いながらバッチファイルを効率的に作成することができます。
比較演算子の種類や実例を交えながら説明しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

バッチファイルでの条件分岐に欠かせないif構文と比較演算子について解説しました。
比較演算子には、==、NOT、EXIST、ERRORLEVEL、EQU、NEQ、LSS、LEQ、GTR、GEQの種類があります。
実例を交えて比較演算子の使い方を説明しましたので、ぜひ実際に試してみてください。
バッチファイルを効率的に作成するために、if構文と比較演算子を上手に活用しましょう!

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最後までお読みいただきありがとうございました。
またお会いしましょう!

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