Outlook2016でメールアドレスを非表示にする方法について、詳しく解説します。
この設定を行うことで、メールを返信または転送する際に、受信者のメールアドレスを表示させないようにすることができます。
はじめに
Outlook2016では、メールを返信したり転送したりする際に、元のメールの宛先やCCのメールアドレスが表示されることがあります。
: 送信者名<abcde@testtest.co.jp>
送信日: 2016 年 3 月 15 日 12:03
宛先: 受信者名 1 <fghijklmn@testtesttest.co.jp>; 受信者名 2 < opqrstuv.wau@testtesttest.co.jp>
件名: テスト
この設定を変更することで、プライバシーを守ることができます。
特に、ビジネスやプライベートでのやり取りにおいて、他の受信者にメールアドレスを知られたくない場合に有効です。
この手順を実行することで、より安全にメールを利用することができます。
手動での設定手順
- レジストリエディタを開く
Windowsのスタートメニューを開き、「regedit」と入力してレジストリエディタを起動します。レジストリエディタは、Windowsの設定を変更するためのツールですので、慎重に操作してください。 - レジストリキーを探す
以下のパスに移動します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Options
- 新しいDWORD値を作成する
右側のウィンドウで右クリックし、「新規」→「DWORD (32ビット) 値」を選択します。この新しい値は、Outlookの動作を変更するために使用されます。 - 値の名前を設定する
新しい値に「DisableEmailAddressesInReplyHeaders」と名前を付けます。
この名前は、Outlookがこの設定を認識するために必要です。 - 値を設定する
作成した「DisableEmailAddressesInReplyHeaders」をダブルクリックし、値のデータを「1」に設定します。これにより、メールアドレスが非表示になります。 - レジストリエディタを閉じる
設定が完了したら、レジストリエディタを閉じます。これで設定は完了です。
設定の確認方法
設定が正しく適用されているかを確認するためには、実際にメールを返信または転送してみてください。
元のメールアドレスが表示されていないことを確認できれば、設定は成功しています。
もし表示されている場合は、設定が正しく行われていない可能性がありますので、再度手順を確認してください。
トラブルシューティング
設定後に問題が発生した場合は、以下の点を確認してください。
- レジストリの変更が正しく行われたか再確認します。
設定した値が正しいかどうか、再度確認してください。 - Outlookを再起動して、設定が反映されているか確認します。
設定を変更した後は、Outlookを再起動することが重要です。 - もし問題が解決しない場合は、Outlookのサポートページを参照するか、専門家に相談することをお勧めします。
他のユーザーが同様の問題を経験している場合、解決策が見つかることがあります。
まとめ
以上が、Outlook2016で「DisableEmailAddressesInReplyHeaders」を使用してメールアドレスを非表示にする方法の詳細な解説です。
この手順を参考にして、プライバシーを守りながら安心してメールを利用してください。
特にビジネスシーンでは、他の受信者にメールアドレスを知られないようにすることが重要ですので、ぜひこの設定を活用してください。
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