Windowsバッチファイルで楽をする:バッチファイルを使用した再起動

Windows
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Windowsの再起動とは?

Windowsの再起動は、オペレーティングシステムをリセットし、メモリをクリアするプロセスです。
これにより、システムの安定性が向上し、インストールされたアップデートやドライバが適用されます。

Shutdownコマンドの説明

shutdown コマンドは、Windowsでシステムをシャットダウン、再起動、またはログオフさせるためのコマンドラインツールです。
例えば、shutdown /r /t 0 は、タイマーを0に設定してすぐに再起動を行うコマンドです。
/r 再起動を指定するオプションです。
/t xxx シャットダウンまでのタイムアウト期間を xxx 秒に設定します。
有効範囲は 0 から 315360000 (10 年) までで、既定値は 30 です。

Windowsを再起動するバッチの作成

バッチファイルは、一連のコマンドをテキストファイルに記述し、.bat 拡張子で保存することで作成します。
以下は、Windowsを再起動するバッチファイルの例です。

@echo off
shutdown /r /t 0

このバッチファイルを実行すると、システムは即座に再起動を開始します。

Shutdownコマンドのヘルプ

使用法: shutdown [/i | /l | /s | /sg | /r | /g | /a | /p | /h | /e | /o] [/hybrid] [/soft] [/fw] [/f]
[/m \コンピューター][/t xxx][/d [p|u:]xx:yy [/c “コメント”]]

引数なし   ヘルプを表示します。「/?」と入力するのと同じです。
/?         ヘルプを表示します。オプションを入力しないのと同じです。
/i         グラフィック ユーザー インターフェイス (GUI) を表示します
           このオプションは最初に指定する必要があります。
/l         ログオフします。/m または /d オプションとは併用できません。
/s         コンピューターをシャットダウンします。
/sg        コンピューターをシャットダウンします。次回の起動時、自動再起動サインオンが
           有効になっている場合は、前回の対話ユーザー自動的にサインインしてロックします。
           サインイン後、登録されているアプリケーションを再起動します。
/r         コンピューターを完全にシャットダウンして再起動します。
/g         コンピューターを完全にシャットダウンして再起動します。システムの再起動後、
           自動再起動サインオンが有効になっている場合は、
           前回の対話ユーザーで自動的にサインインしてロックします。
           サインイン後、登録されているアプリケーションを再起動します。
/a         システムのシャットダウンを中止します。
           これは、タイムアウト期間にのみ使用できます。
           /fw と共に使用して、保留されているファームウェアでの起動をすべてクリアします。
/p         タイムアウトまたは警告なしでローカル コンピューターの電源を切ります。
           /d および /f オプションと併用できます。
/h         ローカル コンピューターを休止状態にします。
           /f オプションと併用できます。
/hybrid    コンピューターのシャットダウンを実行し、高速スタートアップの準備をします。
           /s オプションと併用してください。
/fw        シャットダウン オプションと共に使用し、次回は以下で起動します
           ファームウェアのユーザー インターフェイス。
/e         コンピューターの予期しないシャットダウンの理由を記録します。
/o       詳細ブート オプション メニューに移動し、コンピューターを再起動します。
           /r オプションと併用してください。
/m \\コンピューター 対象となるコンピューターを指定します。
/t xxx     シャットダウンまでのタイムアウト期間を xxx 秒に設定します。
           有効範囲は 0 から 315360000 (10 年) までで、既定値は 30 です。
           タイムアウト期間が 0 より大きい場合、/f パラメーターが
           暗黙的に指定されます。
/c "コメント" 再起動またはシャットダウンの理由にコメントを付けます。
           最大 512 文字まで入力できます。
/f         ユーザーに警告せずに実行中のアプリケーションを強制終了します。
           0 より大きい値が

の場合、/f パラメーターが暗黙指定されます /t パラメーターに指定されます。
/d [p|u:]xx:yy 再起動またはシャットダウンの理由を指定します。
p は再起動またはシャットダウンが計画されていることを示します。
u は理由がユーザーにより定義されることを示します。
p と u のどちらも指定されていない場合は、再起動またはシャットダウンが
計画されていません。
xx は主因の番号です (256 未満の正の整数)。
yy は副因の番号です (65536 未満の正の整数)。

定期リブート(再起動)

常時電源オンにしているパソコンやサーバーでは定期的にリブート(再起動)を行った方が良い理由があります。

メモリのリフレッシュ:

Windowsは稼働中にメモリを使用します。
定期的な再起動は、メモリのリフレッシュを促す効果があります。
メモリが長時間使用されると、一部のリソースが過度に消耗される可能性があります。
再起動により、メモリがクリアされ、システムのパフォーマンスが向上します。

更新プログラムの適用:

Windowsは定期的にセキュリティパッチや機能の更新プログラムを提供します。
これらの更新は再起動後に適用されます。
定期的な再起動は、最新のセキュリティ対策を適用するために重要です。

不具合の解消:

一部のソフトウェアやドライバーは、長時間の稼働後に不具合を引き起こすことがあります。
再起動により、これらの問題を解消できる場合があります。
障害発生時の調査により何も不具合が発見されない場合に再起動すると治ったという話もよくあります。

発熱対策:

長時間の稼働は発熱を引き起こす可能性があります。
定期的な再起動は、システムの冷却をサポートし、ハードウェアの寿命を延ばす役割を果たします。
したがって、一般的には月に1回程度の定期的な再起動を行うことをお勧めします。

ただし、運用上の必要性や特定の状況に応じて頻度を調整することも考慮してください。

注意

バッチファイルを使用する際は、誤って重要なシステムコマンドを実行しないように注意が必要です。
また、管理者権限が必要なコマンドを実行する場合は、バッチファイルを右クリックして「管理者として実行」を選択します。
社内のポリシーなどにより実行できないことがあります。

まとめ

バッチファイルは、繰り返し行う作業を自動化する強力なツールです。
正しく使用すれば、作業の効率化に大いに役立ちます。
この記事が、バッチファイルの基本を理解し、実際に使用する際の参考になれば幸いです。
もし疑問点があれば、専門家に相談することをお勧めします。

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最後までお読みいただきありがとうございました。
またお会いしましょう!

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