Windows 11では、インストールされているアプリの一覧を取得する方法がいくつかあります。
この記事では、wingetコマンドを使用した方法を中心に、wingetが存在しない場合の代替手段としてwmicコマンド、レジストリ、PowerShellを使った方法についても詳しく解説します。
これにより、あなたのPCにどのアプリがインストールされているのかを簡単に確認できるようになります。
wingetコマンドを使用してアプリ一覧を取得する
まず、Windows 11において最も便利な方法はwingetコマンドを使用することです。
wingetは、Windows Package Managerの一部であり、アプリのインストールや管理を簡単に行うことができます。
アプリ一覧を取得するには、以下の手順を実行します。
winget listこのコマンドを実行すると、インストールされているアプリの一覧が表示されます。
アプリ名やバージョン、発行元などの情報が確認できるため、非常に便利です。
wingetが存在しない場合の対処法
もしwingetがインストールされていない場合は、まずMicrosoft Storeから「App Installer」をインストールしてください。
これによりwingetが利用できるようになります。
しかし、wingetがどうしても使えない場合は、次の方法を試してみましょう。
wmicコマンドを使用してアプリ一覧を取得する
wingetが利用できない場合、wmicコマンドを使用することができます。
wmicは、Windows Management Instrumentation Command-lineの略で、システム情報を取得するためのコマンドです。
アプリ一覧を取得するには、以下のコマンドを実行します。
wmic product get name, versionこのコマンドを実行すると、インストールされているアプリの名前とバージョンが表示されます。
ただし、wmicは一部のアプリを正しく表示できない場合があるため、注意が必要です。
レジストリを使用してアプリ一覧を取得する
次に、レジストリを使用してアプリ一覧を取得する方法があります。
レジストリは、Windowsの設定やインストールされているアプリの情報を保存している場所です。
レジストリを使ってアプリ一覧を取得するには、以下の手順を実行します。
reg query HKLM\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstallこのコマンドを実行すると、インストールされているアプリの情報が表示されます。
アプリ名やインストールパスなどの詳細情報を確認することができます。
ただし、レジストリを操作する際は注意が必要です。
誤った操作を行うと、システムに影響を与える可能性があります。
PowerShellを使用してアプリ一覧を取得する
最後に、PowerShellを使用してアプリ一覧を取得する方法について説明します。PowerShellは、Windowsの強力なコマンドラインツールであり、さまざまな管理タスクを実行できます。
アプリ一覧を取得するには、以下のコマンドを実行します。
Get-AppxPackageこのコマンドを実行すると、インストールされているアプリの一覧が表示されます。
アプリ名やバージョン、発行元などの情報が確認できるため、非常に便利です。
注意点
アプリ一覧を取得する際には、いくつかの注意点があります。
まず、wingetやwmicコマンドは、すべてのアプリを正確に表示できない場合があります。
また、レジストリを操作する際は、誤った操作を行わないように注意してください。
特に、レジストリのバックアップを取ることをお勧めします。
これにより、万が一のトラブルに備えることができます。
この記事では、Windows 11でアプリ一覧を取得するためのさまざまな方法について解説しました。
wingetコマンドを使用するのが最も簡単で便利ですが、他の方法も知っておくと役立ちます。
ぜひ、これらの方法を試してみてください。
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