Windows 11の広告を完全非表示にする方法と快適操作のためのコマンド集

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Windows 11では、スタートメニューやエクスプローラー、通知領域などに広告や推奨アプリが表示されることがあります。
これらは初期設定でオンになっていることが多く、操作の邪魔になるだけでなく、プライバシーの観点からも気になる存在です。

本記事では、Windows 11の広告を非表示にする具体的な手順と、操作を快適にするためのコマンドを紹介します。
設定だけでなく、コマンド操作による簡略化もあわせて活用すれば、より効率的に快適なWindows環境を構築できます。


スタートメニューの広告(推奨)を非表示にする

スタートメニューに表示される「おすすめ」や「推奨アプリ」は、個人の使用状況に応じて自動表示されるため、意図しないアプリや広告が含まれることもあります。

非表示手順は以下の通り:

  1. 設定 > 個人用設定 > スタート
  2. 「おすすめを表示する」をオフにする
  3. 「最近追加したアプリを表示する」などの項目もオフにしておくとスッキリ

これでスタートメニューがすっきりし、見やすく快適になります。


エクスプローラー内の広告表示を消す

ファイルエクスプローラー上部に「OneDriveを使ってもっとファイルを保存しよう」などの通知が出ることがあります。
これも広告の一種であり、以下の手順で無効化できます。

  1. エクスプローラーを開く
  2. 表示 > オプション > 表示タブを選択
  3. 「同期プロバイダーの通知を表示する」のチェックを外す

これにより、OneDriveやMicrosoft関連の広告的な通知が表示されなくなります。


ロック画面の背景広告を無効にする

ロック画面に表示される「Windowsスポットライト」では、画像と共に広告やキャンペーン情報が表示されることがあります。

無効化手順:

  1. 設定 > 個人用設定 > ロック画面
  2. 「背景」を「画像」または「スライドショー」に変更
  3. 「ロック画面に楽しい事実やヒントなどを表示する」もオフ

これによりロック画面がシンプルになり、集中力の妨げがなくなります。


通知領域の広告・提案を止める

Windows 11では通知トーストに「おすすめアプリ」や「使ってみませんか?」といった広告的な提案が表示されます。
以下の手順で一括無効化が可能です。

  • 設定 > システム > 通知
    • 「ヒントと提案」や「Windowsの使用に関するヒント」などの項目をオフにする

細かい部分ですが、非表示にすることで通知のノイズが減り、作業に集中できます。


快適操作のためのコマンド集

GUIから設定するのが面倒な方は、以下のようなコマンドやスクリプトを活用することで時短・効率化が可能です。

推奨アプリを非表示にするレジストリ操作

Set-ItemProperty -Path "HKCU:\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\ContentDeliveryManager" -Name "SubscribedContent-338388Enabled" -Value 0

ロック画面広告の無効化

Set-ItemProperty -Path "HKCU:\Software\\Microsoft\Windows\CurrentVersion\ContentDeliveryManager" -Name "RotatingLockScreenEnabled" -Value 0
Set-ItemProperty -Path "HKCU:\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\ContentDeliveryManager" -Name "RotatingLockScreenOverlayEnabled" -Value 0

OneDriveのエクスプローラー通知を無効化

Set-ItemProperty -Path "HKCU:\Software\Microsoft\Windows\\CurrentVersion\Explorer\Advanced" -Name "ShowSyncProviderNotifications" -Value 0

これらはPowerShellから実行可能で、一括で広告表示を停止できます。
タスクスケジューラなどで初回起動時に自動実行させれば、再インストール時の設定時間も大幅短縮できます。


まとめ:広告非表示=生産性向上の第一歩

Windows 11は高機能ですが、初期状態ではユーザーにとって不要な情報や提案が多く含まれています。
これらを無効化することで、UIがシンプルになり、作業効率や集中力の向上につながります。

また、企業や教育機関などでは、広告や個人向け提案を制限することで情報漏洩やセキュリティリスクの軽減にも寄与します。
コマンドによる一括制御も覚えておくと、管理者としてのスキルアップにもつながります。

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最後までお読みいただきありがとうございました。
またお会いしましょう!

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