Windows10とWindows11の全バージョン徹底比較|リリース日・ビルド番号・サポート終了日・特徴まとめ【完全保存版】

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Windowsは、長年にわたり世界中のユーザーに利用され続けている代表的なオペレーティングシステム(OS)です。
その中でも「Windows 10」と「Windows 11」は、現代のPC環境における主流OSとして多くの人が使用しています。

しかし、これらのOSには多数の「バージョン」が存在し、それぞれリリース日やビルド番号、サポート終了日、特徴に違いがあります。
「今自分が使っているWindowsはどのバージョンなの?」「サポートはいつまで?」「次に何にアップデートされるの?」など、疑問を感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

本記事では、Windows 10とWindows 11の全バージョンについて、リリース日、ビルド番号、サポート終了日、そして各バージョンの主な特徴を体系的に解説します。
OSを安全に、そして最適に使い続けるための「完全保存版」としてぜひご活用ください。

まずは、Windows 10のバージョンから時系列で見ていきましょう。


■ Windows 10のバージョン一覧と特徴

Windows 10は2015年7月29日にリリースされ、以降「機能更新プログラム」として年に1〜2回の頻度で新バージョンが提供されてきました。
バージョンは西暦+月(例:20H2=2020年下半期)で表される形式に変化しており、以下のようなラインナップがあります。

・Windows 10 Version 1507(初期リリース)

  • リリース日:2015年7月29日
  • ビルド番号:10240
  • 特徴:Windows 8.1の反省を踏まえ、スタートメニューが復活。初期のWindows 10。

・Version 1511(November Update)

  • リリース日:2015年11月12日
  • ビルド番号:10586
  • 特徴:パフォーマンスの改善と企業向け機能の強化。

・Version 1607(Anniversary Update)

  • リリース日:2016年8月2日
  • ビルド番号:14393
  • 特徴:Windows Ink、Cortanaの強化、ダークモード追加。

・Version 1703(Creators Update)

  • リリース日:2017年4月5日
  • ビルド番号:15063
  • 特徴:3D機能の強化、ゲームモードの搭載。

・Version 1709(Fall Creators Update)

  • リリース日:2017年10月17日
  • ビルド番号:16299
  • 特徴:タイムライン機能追加、OneDrive Files On-Demand。

・Version 1803~1909

この間、半年ごとにアップデートされ、ビルド番号や機能追加が進行。デザインとパフォーマンスの両立を重視した展開。

・Version 2004(May 2020 Update)

  • リリース日:2020年5月27日
  • ビルド番号:19041
  • 特徴:WSL2(Linux環境)の導入、本格的な仮想化サポート。

・Version 20H2(October 2020 Update)以降

  • ビルド番号:19042(20H2)、19043(21H1)、19044(21H2)
  • 特徴:Windows 10の進化が安定志向に。UI改善とセキュリティ強化が中心。

・Version 22H2(最終バージョン)

  • リリース日:2022年10月18日
  • ビルド番号:19045
  • サポート終了日:2025年10月14日(Home/Pro)
  • 特徴:Windows 10の最後の機能更新版。セキュリティ維持とWindows 11への橋渡しを意識した安定版。

■ Windows 11のバージョン一覧と特徴

Windows 11は2021年10月5日に登場。
スタートメニューのセンター配置や新しいUI、ウィジェット、Androidアプリ対応など、従来のWindowsとは大きく異なる体験をもたらしました。

・Windows 11 Version 21H2(初期リリース)

  • リリース日:2021年10月5日
  • ビルド番号:22000
  • 特徴:新デザイン、スナップレイアウト機能、Teamsの統合など。
  • サポート終了日:2023年10月10日(Home/Pro)

・Version 22H2(Windows 11 2022 Update)

  • リリース日:2022年9月20日
  • ビルド番号:22621
  • 特徴:タスクマネージャーの刷新、エクスプローラーのタブ対応、スマートアシスト強化。
  • サポート終了日:2024年10月8日(Home/Pro)

・Version 23H2(Windows 11 2023 Update)

  • リリース日:2023年10月31日
  • ビルド番号:22631(22H2と同じベース)
  • 特徴:AI統合(Copilot)、エクスプローラーの再設計、セキュリティ機能の拡張。
  • サポート終了日:2025年11月11日(Home/Pro)

・Version 24H2(最新バージョン)

  • リリース日:2024年10月1日
  • ビルド番号:26100(23H2と同じベース)
  • 特徴:スタートメニューのカスタマイズ、Snap Layoutsの改善、Microsoft Teamsの統合、設定アプリの刷新、セキュリティ機能の強化、AI機能の統合、タッチとペン入力の改善、ゲーム体験の向上。
  • サポート終了日:2026年10月13日(Home/Pro)

Windows 11では、Windows 10のような大きな機能追加よりも、UX(ユーザー体験)とパフォーマンス、セキュリティに特化した進化が進められています。今後は「年1回の大規模更新+随時のAI機能拡張」が主流となると見られています。


■ Windows 10 バージョン一覧表(主要版のみ)

バージョン名リリース日ビルド番号サポート終了日(Home/Pro)主な特徴
15072015年7月29日102402017年5月9日初期リリース。スタートメニュー復活。
15112015年11月12日105862017年10月10日安定性向上、企業向け機能強化。
16072016年8月2日143932018年4月10日Windows Ink、Cortana強化、ダークモード。
17032017年4月5日150632018年10月9日3D作成、ゲームモード搭載。
17092017年10月17日162992019年4月9日タイムライン、OneDrive連携強化。
18032018年4月30日171342019年11月12日タイムライン強化、近距離共有。
18092018年11月13日177632020年11月10日ダークテーマ拡張、クリップボード履歴。
19032019年5月21日183622020年12月8日Windows Sandbox追加、ライトテーマ導入。
19092019年11月12日183632021年5月11日小規模アップデート、通知改善。
20042020年5月27日190412021年12月14日WSL2対応、仮想デスクトップ機能強化。
20H22020年10月20日190422022年5月10日Edge統合、スタートメニュー改善。
21H12021年5月18日190432022年12月13日軽微な機能追加、安定性向上。
21H22021年11月16日190442023年6月13日Wi-Fiセキュリティ強化、パフォーマンス向上。
22H2(最終)2022年10月18日190452025年10月14日最終版。Windows 11への移行を見据えた安定バージョン。

■ Windows 11 バージョン一覧表(全バージョン)

バージョン名リリース日ビルド番号サポート終了日(Home/Pro)主な特徴
21H22021年10月5日220002023年10月10日新デザイン、スナップ機能、Teams統合。
22H22022年9月20日226212024年10月8日タスクマネージャ刷新、タブ付きエクスプローラー。
23H22023年10月31日226312025年11月11日Copilot導入、AI統合、セキュリティ強化。
24H22024年10月1日261002026年10月13日スタートメニューカスタマイズ、Teams、AI統合、設定アプリ刷新

■ Windowsのバージョンを知ることの重要性とは?

ではなぜ、わざわざバージョンやビルド番号、リリース日、サポート終了日などを把握する必要があるのでしょうか?
それにはいくつかの明確な理由があります。

・サポート終了=セキュリティのリスク

Windowsは、サポートが終了したバージョンにはセキュリティアップデートが提供されなくなるため、ウイルスや不正アクセスのリスクが一気に高まります。
定期的にバージョンをチェックし、サポート対象にあることを確認することが重要です。

・アプリやドライバの互換性

最新のアプリやドライバは、古いビルドでは動作しないこともあります。
業務用ソフトやゲームなど、互換性を確保するうえで、使用しているバージョンを明確にしておくのは不可欠です。

・バージョンによってできることが違う

例えば、Windows 11ではAI機能のCopilotや、最新のセキュリティ機能が使えますが、Windows 10では未対応です。
自分の用途に最適な機能が含まれているかどうかを確認するには、バージョン情報の把握が役立ちます。


■ 今後のアップデートとユーザーが取るべき対応

Microsoftは、Windows 10のサポート終了を2025年10月14日(Home/Pro)と明言しています。
それ以降も使うことはできますが、セキュリティ面でのサポートが切れるため、Windows 11への移行が強く推奨されます。

一方、Windows 11も今後はAIとの統合がさらに進み、「Windows AI PC時代」へと突入していく見込みです。
バージョンごとの進化を追い続けることが、安全かつ効率的なPCライフを支える鍵になるでしょう。


まとめ

Windows 10とWindows 11には、それぞれ複数のバージョンが存在し、それぞれに特徴やサポート期間があります。
OSを最大限に活用するには、「今使っているバージョンは何か?」「サポートはいつまでか?」「次に何が来るのか?」を把握することが非常に重要です。

この記事を参考に、あなたの環境が最新かどうか、必要な準備はできているかをチェックしてみてください。
そして、今後も続くWindowsの進化にしっかりと対応できるように、情報をアップデートし続けましょう。

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最後までお読みいただきありがとうございました。
またお会いしましょう!

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