Windowsバッチファイルで楽をする:別のテキストファイルから1行ずつ読み込んで処理をする

Windows
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バッチファイルは、Windowsオペレーティングシステムで使用されるスクリプトファイルの一種です。
これらは、繰り返し行われるタスクを自動化するために使用されます。
ここでは、Windows 11でバッチファイルを使用して、別のテキストファイルから1行ずつ読み込んで処理する方法について説明します。

別のテキストファイルから1行ずつ読み込んで処理をするバッチファイル

バッチファイルの例

@echo off
setlocal enabledelayedexpansion

:: ファイルパスを設定
set "InputFile=C:\Work\Sample\file.txt"

:: ファイルから1行ずつ読み込む
for /f "tokens=*" %%A in ('type "%InputFile%"') do (
    set "Line=%%A"
    echo 処理中の行: !Line!
    rem ここに処理を追加
)

endlocal

バッチファイルの説明

このバッチファイルは、指定されたテキストファイルから1行ずつ読み込み、それぞれの行に対して処理を行います。
for /fループは、ファイルの各行を変数%%Aに格納し、それをLine変数に代入しています。
このスクリプトは、各行をコンソールに表示し、その後に任意の処理を追加することができます。

テキストファイルの内容に半角スペースが含まれる場合

バッチファイルの例

@echo off
setlocal enabledelayedexpansion

:: ファイルパスを設定
set "InputFile=C:¥Work¥Sample\file.txt"

:: ファイルから1行ずつ読み込む
for /f "tokens=*" %%A in ('type "%InputFile%"') do (
    set "Line=%%A"
    echo 処理中の行: !Line!
    rem ここに処理を追加
)

endlocal

バッチファイルの説明

この例では、for /fループがtokens=*オプションを使用しています。
これにより、半角スペースを含む行も正しく読み込まれます。
各行はLine変数に格納され、処理されます。

テキストファイルのファイル名に半角スペースが含まれる場合(1行すべてを読み込む)

バッチファイルの例

@echo off
setlocal enabledelayedexpansion

:: ファイルパスを設定(ファイル名にスペースが含まれる場合)
set "InputFile=C:\path to your\file.txt"

:: ファイルから1行ずつ読み込む
for /f "tokens=*" %%A in ('type "%InputFile%"') do (
    set "Line=%%A"
    echo 処理中の行: !Line!
    rem ここに処理を追加
)

endlocal

バッチファイルの説明

ファイル名にスペースが含まれる場合、InputFile変数の値を引用符で囲むことで、正しくパスを解釈できます。
このスクリプトは、ファイル名にスペースがあっても正しく動作します。

CSVファイルから1つ目と2つ目の項目を読み込んで処理する

バッチファイルの例

@echo off
setlocal enabledelayedexpansion

:: CSVファイルパスを設定
set "InputFile=C:¥Work¥Sample\data.csv"

:: CSVファイルから1行ずつ読み込む
for /f "tokens=1,2 delims=," %%A in ('type "%InputFile%"') do (
    set "FirstItem=%%A"
    set "SecondItem=%%B"
    echo 最初の項目: !FirstItem! 二番目の項目: !SecondItem!
    rem ここに処理を追加
)

endlocal

バッチファイルの説明

このバッチファイルは、CSVファイルから1行ずつ読み込み、最初と二番目の項目を抽出して表示します。
tokens=1,2オプションにより、カンマで区切られた最初の2つの項目がそれぞれ%%A%%Bに格納されます。

注意

  • バッチファイルを実行する前には、必ず内容を確認し、自分の環境に適した変更を加えてください。
  • バッチファイルの実行には、適切な権限が必要です。管理者権限が必要な場合もあります。

まとめ

バッチファイルは、Windows環境での作業を効率化する強力なツールです。
この記事では、テキストファイルやCSVファイルからデータを読み込んで処理する基本的なバッチファイルの作成方法を紹介しました。
これらの例を参考に、自分のニーズに合わせてバッチファイルをカスタマイズしてみてください。
バッチファイルの可能性は無限大です。

免責規定

この記事で提供される情報は、一般的なガイダンスを目的としており、すべての環境やシステムでの動作を保証するものではありません。
OSのバージョンやリリースによっては、記載されているコマンドが実行できない、または異なる結果をもたらす可能性があります。
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実行には管理者権限が必要な場合が多いため、注意が必要です。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
またお会いしましょう!

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