Windows11では、デスクトップの背景色を変更する方法が従来のWindowsとは異なります。
Windows10までは、パーソナライズ設定で背景色を選択できましたが、Windows11では、テーマ設定で背景色を選択する必要があります。
しかし、テーマ設定では、限られた色しか選択できません。
もっと自由に背景色をカスタマイズしたい場合は、レジストリエディターを使って背景色を変更することができます。
この記事では、その方法を紹介します。
レジストリエディターとは
レジストリエディターとは、Windowsのシステム設定やアプリケーション設定を管理するツールです。
レジストリエディターを使って背景色を変更する
レジストリエディターを使って背景色を変更するには、以下の手順に従ってください。
- スタートメニューから「regedit」と入力して、レジストリエディターを起動します。
- 左側のツリーから、「HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Colors」のキーを選択します。
- 右側の一覧から、「Background」という名前の値をダブルクリックします。
- 「値の編集」ウィンドウが開きます。ここで、背景色をRGB値で指定します。RGB値とは、赤・緑・青の三原色の強さを0から255の数値で表したものです。例えば、白は「255 255 255」、黒は「0 0 0」、赤は「255 0 0」、緑は「0 255 0」、青は「0 0 255」となります。自分の好きな色をRGB値で指定して、「OK」ボタンをクリックします。
EXCELやペイントなどで好きな色をカスタマイズしてRGBを取得することが可能です。 - レジストリエディターを閉じます。
- 変更を反映させるために、ログオフしてログオンし直すか、コマンドプロンプトから「RUNDLL32.EXE USER32.DLL,UpdatePerUserSystemParameters」コマンドを実行します。
以上で、デスクトップの背景色の変更が完了です。
レジストリエディターは非常に強力なツールですが、間違った操作をするとシステムに深刻な影響を与える可能性があります。
レジストリエディターを使う際には、必ずバックアップを取っておくことをお勧めします。
実際の環境によっては操作できないことや、制限があるかもしれません。
操作は自己責任で行ってください。
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